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2009年 12月 17日
さすがに時代が時代なので、いかにピュアオーディオマニアと言えどPC系オーディオと無縁で生活することはできません。
それでもなお、やはり多少は妙なこだわりを見せてしまうのがマニアのマニアたる所以でしょう。 ※写真は、アップルコンピュータ AirMac Express ベースステーション with Air Tunes MB321J/A まず最も基本的な前提は、メインシステムとPC系のGNDを完全にアイソレートすることです。せっかく完結したメインシステムに余計な配線をぶら下げるだけで音が変わってしまいますので。 必然的に、PC系からの入力は、メインのDAC(CEC DX71)にオプティカルで接続することになります。 TOSリンクの音質がどーのこーのといった話は、GNDが混じることの弊害に比べれば問題にもなりません。このあたりの優先順位のつけ方は人によるでしょうが、私はGNDループ問題を重視します。 さて、このシステムを成り立たせるキーデバイスは、AppleのAirMac Expressです。 これは基本的にApple純正の無線LANルータという位置づけなのですが、お馴染み「iTunes」と組み合わせることで、iTunesの音声出力を無線で飛ばし、このAir Mac Expressで受けることができます(「Air Tunes」機能)。 これを使うことで、PCのヘッドフォンジャックにケーブルを刺して引き回すという煩わしさから一切逃れられます。 で、Air Mac ExpressのAir Tunes出力は、アナログでもオプティカルでも取り出すことができます(いわゆる光ミニプラグ/ジャック)。この光出力をメインシステムに送ってやれば、完全ワイヤレス&GNDアイソレートでPCとメインシステムとの接続完了です。 iTunesでネットラジオをじゃんじゃん聴けるので、CDPの出番がずいぶん少なくなってしまいました。 #なお、ここまでの機能は、WindowsマシンでもiTunes for Winをインストールすれば全く同様に使えます。Air Mac ExpressもWinと互換性があります(実際、私はWinPCを混ぜて使っています)が、Macでないと初期設定がちと面倒らしい‥‥という情報を得ています。 余談ですが、AV系のDVDプレイヤーのデジタル出力も、光でメインのDACに送っています。メーカーは色々ですが、この手のもの(写真参照)を使うと2→1の接続ができます。 ただし2→1でコネクタ刺しっぱなしで上流機器2台から同時に信号を送ると(あるいは電源を入れるだけでも)DACが誤作動しますので注意が必要です。幸い、Air Mac Expressのオプティカルアウトは曲の再生時のみキャリア(=光)が出る方式なので、DVDの電源を入れるときにはAir Tunesを使わなければ済む話です。 さらに余談を述べると、地上波TVやVHSなどのアナログ音声をメインシステムに飛ばしたいときも、一度A/D変換してから光で送ることにしています。専用ADCを用意するほどのこともないので、たまたま持っていたSONYのDATウォークマンにオプティカル入出力アダプタ(http://www.ecat.sony.co.jp/avacc/cord/acc/index.cfm?PD=1775)を追加してADCとして使っています。生録用機材ならではのRECレベル自動設定機能を使えば、ソースに応じていちいち入力ボリュームを調整しなくて済むのも便利。 まあ普通の方は、アナログ入力→光出力機能のついたオーディオデバイスをPCに組み込むのがいいんじゃないかと思いますが。
by daluhmann
| 2009-12-17 13:14
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